ホーム - お役立ち情報 - 待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップの凄い機能

待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップの凄い機能
待ち合わせってドキドキしますよね。自分がいる場所は果たして正しいのか。相手も迷わずに来てくれるのか。今日は、待ち合わせに強力な威力を発揮する Google マップ の知られざる便利機能をご紹介したいと思います。
集合場所に急行中のメンバー同士の現在地をリアルタイムに共有する
他のSNSでも、待ち合わせ場所を教えるために、地図上にピンを立てて共有する機能を使っている方はおられるのではないでしょうか。
Google マップ にも、他のユーザーと自分の現在地を共有できる機能があるのですが、ご存じでしたか? なんとピンを立てるだけではなく、目的地に向かっているときにリアルタイムで現在地をお互いに共有することができます。
だから、クルマや電車で目的地に向かっているときにも、相手はいまどこなのか、あとどれくらいで着きそうかがわかるのです。
使い方はとてもカンタン。 Google マップ のアプリを開いて、右上のアカウントのアイコンをタップ。表示されたメニュー内の「現在地の共有」を選択します。
Google マップのアカウントアイコンをタップ
メニュー内の「現在地の共有」を選択
「新たに共有」を選択
共有期間を選択し、共有する相手にチェック
まず、自分の現在地を共有する期間を選択します。デフォルトは1時間になっていますが、待ち合わせには十分でしょう。「自分で無効にするまで」ずっと共有し続けることもできますが、プライバシー上、最低限に留めておくのがよいでしょう。
次に、共有したい相手を選択し、「送信」をタップするだけ。相手の スマートフォンに、あなたが位置情報を共有したことの通知が表示されます。
共有された相手には通知される
共有された相手もまた、位置情報をあなたに共有することができます(共有しないことも可能)。お互いの距離が表示され、その人のいる場所までの経路も調べることができます。
共有した相手までの距離や行き方、バッテリー残量も表示される
なんと、社員A は、私の後方100mに到着していました。ですが、スマホの電池はあまりないようです…。
そう、この機能の素晴らしいところは、スマートフォンのバッテリー残量もシェアされることなのです。待ち合わせ直前に、バッテリーの残りがあとわずか! というシチュエーションは「あるある」ですが、残量がお互いにわかることで心理的に安心できます。 Google ならではの「かゆいところに手の届く」気づかいだと思いませんか?
あの樹の下で待ち合わせ。どう伝える?
さて、待ち合わせ場所にはなんとかたどり着いたものの、その場所が広すぎてどこに集合すればいいのかわからず困った経験はありませんか?
「東京駅の丸の内駅前広場に集合」「東京ビッグサイトの東4ホールに集合」などなど…。丸の内駅前広場といっても広いですし、展示会場も一周したら数百メートルあります。
ハッキリとした待ち合わせの地点が共有できれば、待ち合わせのストレスはもっと軽減されるはずです。
「東京駅の丸の内駅前広場に出て、右手側に並んでいる街路樹の手前から3本目の樹の下」。これなら、たしかに場所としては特定されていますが、果たして街路樹を Google マップ で指定できるのでしょうか。
そんなときに使えるのが、plus code (プラスコード)と呼ばれる機能です。
ためしに、私のオフィスのある茨城県つくば市の学園西大通りの路上を待ち合わせ場所として設定してみたいと思います。
Google マップ を開き、地図上の任意の地点で右クリックします。
plus code を取得したい地点上で右クリック
出てきたメニューの「この場所について」をクリックすると、画面下部に情報ボックスが表示されるのでクリックします。
表示された情報ボックスをクリック
画面左側におなじみのパネルが表示されます。住所の下のコードにマウスを置くと、「Plus Code をコピーします」と表示され、コードをコピーすることができます。
plus code が表示されている
このコードがこちらです。
3488+QX8 つくば市、茨城県
このコードを Google マップ に貼り付けてみてください(3488+QX8 のみでもよい)。私が指定した場所と、寸分違わぬ座標を表示させることができます。
この Plus Code は、緯度経度をシンプルなコードに変換したものなので、同じ場所を示すコードは不変です。具体的な地点を指定することができるので、同じ建物に入口が複数ある場合に、荷物の搬入口を指定することもできます。
また、京都などの地名も「新町通蛸薬師下る」などと表現されているのは、私たちにとっても難解ですが、海外の方ではなおさらです。目的地が Plus Code で指定されていれば、 Google マップ を手がかりにたどり着くことができるでしょう。
実際に、この Plus Code は 海外の非営利団体によって、密集した市街地や、スラム地区、半永久的なキャンプ場など、計画外の住居に住み、行政サービスの行き届かない人々に固有の住所を提供するためのアドレス指定に利用されています。オープンソースなので、開発者は自由にアプリケーションと連携させることも可能なのです。興味のある方は、公式サイトを訪問してみるとよいでしょう。
このように、 Google マップ には、「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにする」という Google の使命を体現化した機能が多数盛り込まれています。ぜひ使いこなしてみましょう。
2.広い駐車場で迷わない人だけが知っているGoogle マップのすごい機能
いよいよゴールデンウィークが始まりますね。連休中に、家族や仲間とクルマでショッピングモールやテーマパークに遠出する予定を立てている方も多いのではないでしょうか。
こうした広い施設で起こりがちなのが、「自分のクルマを停めた場所がわからなくなる」。楽しい空気が一瞬で険悪になってしまう、こんなあるあるトラブルも、皆さんのスマホに入っているアプリで解決できることをご存じでしたか?
本当にワンタッチで駐車位置を記憶できる
そう、そのアプリは Google マップ です。 Google マップ にカーナビ機能があることは皆さんご存じだと思いますが、他にもドライバー向けのさまざまな機能があるのです。
「駐車位置の保存」もその1つ。駐車位置を記憶しておく方法はとてもカンタンです。
駐車場にクルマを停めたら、 Google マップ を開いて、1)あなたの現在位置を示す青いドットをタップします。すると、下から現在地に関するメニューが表示されるので、2)「P 駐車位置を保存」をタップするだけ!
図1:クルマを停めた場所で青いドットをタップするだけ
これで、 Google マップに あなたのクルマの位置が記録されました。とてもカンタンですね! そして、2月5日の「待ち合わせに失敗しない人だけが知っている Google マップのすごい機能」でご紹介した「現在地を共有」ボタンも左側に表示されていますね。
ドットが灰色のときは正確な位置情報を取得できていません。クルマから降りてスマホがGPSの電波を拾えるようにしてあげて、ドットが青くなってからタップしましょう。
駐車位置のピンがちょっとズレているな、というときは、駐車位置を修正することも可能です。
ちなみに、Android のみの機能となりますが、駐車場に関するメモを記入したり、駐車位置を表示する残り時間を設定することができます。
立体駐車場で何階に止めたかわからなくなってしまうのもよくあるトラブルですが、階数やエリア名、フロアごとに設定されている色などを記入しておくと便利です。
図2:駐車場に関するメモを記入できる(Androidのみ)
クルマを持っていない場合でも、「駐車位置を保存」をタップすることで特定の地点を保存できるので、自転車を止めた位置や集合場所の保存などにも活用できます。
駐車場までの戻り方を案内してくれる
では、施設で用事を済ませて、クルマに戻りたいときはどうすればよいでしょうか。
図3:駐車位置のピンをタップすると経路検索ができる
Google マップ上の、「この付近に駐車しました」と書かれた駐車位置のピンを探してタップします。
ポップアップしたメニューから「経路」をタップすると、いまいる場所から駐車位置までのルートを検索することができます。
図4:駐車位置へのルートが表示された
この例では、立体駐車場内の道順は残念ながら表示されていませんが、それでも駐車位置がピンで表示されているだけでだいぶ助かります。もし、インドアマップの見られる施設なら、施設内のルートを表示してくれます。
数ある Google のアプリの中でも、 Google マップはとりわけ多くの人に使われているメジャーなアプリといえるでしょう。だからこそ、日々新しい機能がどんどん追加されているのです。ぜひご活用いただき、リフレッシュを楽しんでくださいね。
3. Google マップの達人だけが知っている地図と音楽の魔法的コラボレーション
常に進化し続け、私たちの移動体験を豊かにしてくれる Google マップ。
最近では、衛生写真とストリートビューを組み合わせてデジタルモデルを表示する「イマーシブビュー機能」や、「登山ルート表示機能」が追加されたことをご存知でしたか?(2023年6月時点において、東京で「イマーシブビュー機能」を使えます。また「登山ルート表示機能」は順次実装されます。)
こうした革新的なアップデートの一方で、今ある設定の中にも魅力的なものがたくさんあるんです!
今日は、Google マップの利便性をさらに高め、あなたの移動体験を音楽で豊かにしてくれるご機嫌な設定についてご紹介しましょう。
音楽と Google マップを掛け算できる胸アツ設定とは?
図1 デフォルトにはない Spotify のアイコンが表示されている
それはSpotify、Apple music、YouTube music などの音楽ストリーミングサービスの「操作ボタン(音楽プレーヤー)」を Google マップ上に表示させる設定です。
この設定をすることで、いちいちアプリを切り替えなくても、Google マップ上で音楽の再生・停止や曲の切り替えができるようになります。
一度この設定をしておけば、見知らぬ土地を移動する時や、カーナビの代わりとして Google マップを使うような時に、アプリ切り替えの煩わしさから解放され、快適に音楽を楽しむことができますね!
しかし、どこでどうやって設定するのかが、すこしわかりづらいのです。
デフォルトでは表示されていない「操作ボタン」の設定方法をSpotifyのケースで一緒に見ていきましょう。
Spotify と Google マップを紐づける
まず Google マップを開き、右上隅にあるプロフィールアイコンをタップします。
図2 アイコンをタップ
次に[設定]をタップします。
図3 設定をタップ
[ナビの設定]をタップします。
図4 ナビの設定をタップ
[メディア操作ボタンを表示]のチェックを入れると…
図5 メディア操作ボタンを表示のトグルにチェックをいれる
あなたのスマートフォンにインストールされている、音楽ストリーミングサービスを選択する画面が現れます。
私は Spotifyを愛用しているので、Spotifyをタップしてみます。
図6 紐づけたい音楽ストリーミングサービスを選択
これで設定完了です。
一旦この設定をしてしまえば、[ナビを開始]すると音楽ストリーミングサービスのアイコンが Google マップ上に追加されます。
アイコンをタップすることで音楽プレーヤーが Google マップに表示され、ここで再生や曲の切り替えができるようになるのです!
図7 音楽プレーヤが表示される
ハンズフリーは「OK Google」
ひょっとしたら「運転中に音楽プレーヤーを操作するのは危ないから、ハンズフリー機能があればなぁ」と思う方もいるかもしれません。
大丈夫です。そんな希望に応えてくれる設定もあります!
Google マップに Google アシスタントを設定しましょう(iOSユーザーの方は Google アシスタントアプリをインストールする必要があります)。
図8 ナビの設定から Google アシスタントを設定する
先ほどご紹介した[ナビの設定]画面にある[Google アシスタントの設定]をタップし、[音楽]から使いたい音楽サービスを選択するだけです。
図9 使用したい音楽サービスを選択する
この設定をすることで、「OK Google!(アーティスト)の(曲名)を再生して!」と話しかければ、設定した音楽サービスから希望の曲を再生してくれるようになります。
目線を切らすことなく音楽の再生や切り替えができるようになるので、カーナビの代わりに Google マップを使う時に役立ちそうですね。
4. Google マイマップでオリジナルの営業マップを作る方法とは
Photo: Adobe Stock
Google マップ、使っていますか?
プライベートだけでなく、仕事でも、特に初めての場所に行くときには、事前にルートを調べたり、最寄り駅についてから目的地までの道順を確認したり、経路検索がとても便利ですね。外回りが多いビジネスパーソンにとっては、もはやマストアイテムではないでしょうか。
でも、その経路検索。もしかして、営業先リストや配達先リストなどに記載されている住所を、ひとつひとつコピペしていませんか?
「営業先リストが地図になっていればいいのに」
「取引先を複数検索してルートを考えるのは大変」
「ルートの検索結果を共有したり、繰り返し効率よく参照したりしたい」
このお悩み、共有されているリストを「地図」にしてしまえば解決です!
Google マップの無料で使えるマッピング機能「マイマップ」を使ってみましょう。
「マイマップ」はその名の通り「自分の地図」です。自社の支店や営業先など、あなたの選んだ場所についての情報をまとめ、カスタマイズした地図を作成できる機能です。リストアップされた目的地を一括で登録でき、ほんの数秒でそのすべての場所をマッピングして Google マップ上に表示させることができます。「地図」になれば、位置関係や距離感の把握もスムーズにできますね。
Google のツールなので、無料でもセキュリティは業界最高水準。安心して使えます。「マイマップ」を使えば、目的や用途に合わせたオリジナル地図の作成・共有が簡単に、安全にできます。
今回は、実際にこの「マイマップ」を活用し、地図上で効率よく情報管理をしている事例をご紹介しましょう。
国内外の上下水道、資源リサイクルプラントの設備等の設計・建設、維持管理、運営を行い、人々の生活に欠かせない社会インフラを支えているメタウォーター株式会社のコストエンジニアリングセンター 神山 渉 様にお話を伺いました。
全国1500社以上ある取引先の情報をマッピング。素早い情報共有で早期の問題解決を図る
仕事上必要な取引先の情報を集約した、社内向けの Google サイトを運用をしています。このサイト内で、全国1500社以上ある取引先の情報をマッピングした地図も見られるようにしました。
▲取引先情報、浄化センターの場所、浄水場の場所などたくさんの場所がマッピングされている
Google マップなので、拡大ももちろんできますし、検索も簡単です。
マッピングしたところをクリックすると、取引先のURL、住所、担当者名、電話番号、担当者携帯電話番号、担当者メールアドレスなど、その場所についての情報がまとめられています。
建設業の許可区分や許可業種などの情報も地図上で確認できるので、その地域で行う工事に必要な資格を所有している最寄りの取引先をスムーズに見つけることができます。
▲取引先情報をマッピング。URLや連絡先、担当者、建設業の資格等の情報も確認できる(イメージ画像)
一覧ではなくマップにすることで、住所だけではわからない地理情報も確認できます。災害時にはその地域内の取引先を地図上で確認して、すばやい安否確認につながることも期待しています。
インフラの企業なので、何かあったときにはすぐ動かなければなりません。指揮を取る人、現場で動く人が、速やかに同じ情報を確認できるということはとても重要だと考えています。
メタウォーター株式会社様の事例詳細はこちら>>https://www.smart-work.biz/case10
Google アカウントと住所データがあれば、無料でオリジナル地図が作れる!
「マイマップ」の作り方はとても簡単。たくさんの場所の登録も、住所録や店舗一覧があれば、すぐに、一括で登録できます。
必要なのは、Google アカウントと住所データだけ、です。
まずは、Google マップにインポートしたい住所や施設名が入力されたデータファイルを用意しましょう。Google スプレッドシートでも、ExcelでもOKです。
注意点は、ファイルの先頭行にタイトルが含まれている必要があること。住所や施設名、担当者などの項目を1行目に入れましょう。Google マップに登録されているスポットであれば、住所は不要です。
最大で2000行までデータをインポートすることができます。
▲1行目に「住所」「施設名」など項目を入力し、下の行にはインポートしたい登録情報を入力
では、実際に、マイマップを作ってみましょう!
「マイマップ」と検索するか、以下のURLからマイマップを開きます。
https://www.google.com/maps/d/
マイマップを使用するには、Google アカウントでログインする必要があるので、ログインを求められたら、アカウント(メールアドレス)とパスワードを入力します。この本人認証によって、情報を安全に活用できるというわけです。
1.画面左上に表示される赤いボタン[新しい地図を作成]をクリックし、地図の作成をはじめます。
▲作成した「マイマップ」データがない状態の画面
2.最初に、作成する地図が何の地図かわかるように、名前を付けます。[無題の地図]をクリックし、表示された画面でタイトルを入力します。名前はあとから修正可能です。
次に、用意した住所リストをインストールして地図上に登録します。[インポート]をクリックし、作成したファイルを選択します。デバイスからでも、Google ドライブからでもインポートできます。
▲用意したリストや画像のファイルを選択してインポートする
3.インポートしたシートの1行目で設定したタイトル(住所、施設名、担当者等)が表示されるので、「住所」を選択し、[続行]をクリックします。
4.[マーカーのタイトルとして使用する列]で、店舗名など表示させたい名称の入った項目を選択し、完了をクリックします。
▲マイマップ上で表示させたい名称を[マーカーのタイトル]として選択する
数秒で、インポートしたデータが地図上に表示されます!
▲作成した「マイマップ」を Google マップから見る場合は、Googleマップの[マイメニュー]ー[マイプレイス]を選択し、[マイマップ]タブで表示
見た目が Google マップと同じなので、「ほかの人にも情報が見えているのでは?」と心配になるかもしれませんが、ご安心ください。作成時は自分だけが見られる非公開の地図です。社内やチームで活用する場合は、メンバーを指定して、共有の設定をすることをお忘れなく!
データをまとめてインポートすると、ピンの色はデフォルトの青が適用されますが、青いピンは Google マップ上であまり目立ちません。
このままではちょっと見にくいので、ひと工夫。
マイマップでは「レイヤー」というカテゴリごとに、ピンの色をまとめて変更したり、カスタムアイコンに変更したりすることができます。
マイマップをつくったら、ピンを好みの色やアイコンへ変更しておくと良いでしょう。
[すべてのアイテム]の右側にあるアイコンで、変更したい色をクリックすると、レイヤーのピンの色が変更されます。
▲ピンの右側にあるアイコンをクリックするとオプションが表示される
▲ピンの色や形を変更することも可能
情報を後から編集することも、画像を追加することもできます。登録したリストを確認したい場合は、レイヤの名前右側にある縦3つの点から[データを見る]をクリックすれば、一覧を確認することも簡単です。
活用は無限大。あなたやあなたの会社にとって一番効果的な「オリジナル地図」を作ることができます。社内のメンバーで情報の見える化だけでなく、ホームページに埋め込んで、店舗一覧として公開するのもいいですね。
簡単に作れるオリジナルの地図「マイマップ」。営業効率を上げるツールとして使ってみませんか?
関連記事
お役立ち情報

2022.05.23
検索
注目の記事
人気のある記事